桜を撮影するのって難しい!!
俺が住んでいる神奈川では桜ももう終わりかけ。昨日の午前中はかなり青空もでていたので、この機会を逃すわけにはいかないと朝早くに家をでた。目指すは相模川沿いにある桜道。
15分後到着したが、すでに何人かのカメラマンがでかい望遠レンズを装着したカメラを携えて、せっせと撮影をしている。三脚や脚立を持っている人もいるなか、俺はヤフオクで買ったミラーレス一眼と安物望遠レンズと、これまた安物の偏光フィルターのみ。
カメラを買ってから早2年がたつけど、一向に上達の気配がない。今まではやっつけ仕事というか、数枚パチパチ撮って、「はい、おしまい」的な感じだったからだ。撮影に時間をかけることなんてなかった。色んなことがやりたくて、時間にいつも追われていたから、焦ってしまうんだよね。
だから「遊び」というものが出てこない。こんな撮り方したらどんな風に写るんだろう?なんてことの積み重ねが技術に結びついていくのだが、いつも同じように撮っては、「思ったようにならない」で終わらせていたんだよね。
だから最近は全てのやることに、時間的なゆとりを持たせて生活している。本日も撮影時間は1時間以上持たせるようにした。
前回、新宿御苑での桜をいっぱい撮影したのだが、曇天模様だったのと、自分の技術のなさが見事に絡み合って、ろくでもない平凡な写真しか残せなかった。
うーん。白っぽい。なんて映えない写真なんだ、と落ち込んで帰った後、どうやったらきれいに写せるかをようやく勉強した。
今まで構図、絞り、明るさ、さらにはホワイトバランスと色々設定するのがしんどかった。勉強したときにRAWモードで撮影すれば、あとからホワイトバランスをがっつり調整できる、というのを知った。
明るさ(露出補正)も多少変更できるので、撮影時に色々気にしすぎなくなったのはうれしい。もちろんRAWモードを編集するソフトが必要なので、「Olympus viewer 3」をDLしておいた。
さらに桜は白っぽいので、カメラが明るいと判断し、露出を暗くしてしまうんだって。だから、露出補正を多少プラスしてやると明るい写真ができるようだ。
そしてリベンジとなった今日、撮った写真がまずこちら。
うん、快晴という恩恵にただぶら下がっているだけの写真が撮れたw
ちょうどメッセンジャーが通ったので、うまく収めようとしたんだけど、この部分に関しては、ちょいと気に入っている。人物を入れるのってあんまり好きではなかったんだけど、こうやって取り入れてみると、意外と味がある写真になるのを知った。
これがいいと思っているのは自分だけかもしれないけどw
自己満足で次から次へと写真を撮っていく。
1枚目はうまく日光を取り入れたと自画自賛。好きな仕上がりになったのがうれしい。2枚目は構図が好き。おっさんが入ってしまったのがちょい気になるが。自分の持っている編集ソフト「Olympus viewer 3」では人物などの消去?ができないんだよね。
Photoshopは高いし、Gimpあたりを使って再編集してみようと思う。
3枚目は桜が散っている絵を頑張って撮ってみた。ボケも重なって偶然きれいな写真が撮れたと、またまた自己満足。
次は編集ソフトで多少いじってみた写真。あまり満足できる絵にならない。
撮った角度は違うが、上が編集前、下が編集後の写真。ピクチャーモードを日陰にしてみたり、ホワイトバランスでM(マゼンダ)を強くしてみたが、嫁には「暗い!つまらない」というお言葉をいただいた。
どうやら自分が気に入っていない写真は他の人もいいとは思わないようだ。
今まで良いのか悪いのか自分の判断に自信がなかったが、これからは自分の感性を多少は信じてもよさそう。
そんな自分の感性では、ベストショットだと思っている一枚がこちら。
まあ、ネットではよく転がっているような写真だと思うけど、実際に自分で撮れると素直にうれしい。順光を意識し、青空部分がきれいに入るようにしてみた。
これには嫁からもお褒めの言葉をいただいた。
時間に余裕があったので、こうやって撮ってみようかなーと色々撮っていたら、100枚を超えてしまっていることに気付くw
おかげで少しは上達したのかもしれない。ただ写真とるのってすごいエネルギー使うよね。集中するからか、体力をかなり使ったせいで、帰ってから爆睡するしかなかった。
そろそろ新緑の季節。緑が好きなので、映える写真を撮りに行きたいと思う今日この頃。カメラが楽しいと気付いた素晴らしい一日だった。