就職活動や仕事についての葛藤や苦しみと脱却にむけて その4
普段から自分を節制していた。
職場ではリーダーという役職になった。スタッフと面談し、どういう方向に進んでいきたいのか一緒に話し合う。円滑にやれるようにしようと、頑張ってコミュニケーションを図る。正直しんどかったがこういうものだと思っていた。
スケジュールについてはプライベートでも効率化重視。タスクリストを書き、どの順番でこなすとスムーズかを考える。英語も地域のコミュニティに入り、英語だけで考えたり、会話する時間を増やした。QQEnglishというオンライン英会話も毎日やった。
とてもサクサク物事が進んでいくのは分かった。でも、何をやっていても心の片隅になぜか虚しさがあった。自分にはそれがなんなのか分からなかったので、無理やり隅に押しやり、考えないようにした。
ただしばらくすると、運転しているときや、嫁と観光地に出かけているときでも、ふとした瞬間に、例の理由の分からない虚しさがやってくる。人生がつまらないと感じる。それが幼少期の家庭環境からくるものだと知るのは2年後のことだった。
とある理由からアダルトチルドレンという言葉を知った。ACと略したりするらしい。
アダルトチルドレン・・・「機能不全家族の中で育った結果、大人になってからも心に傷を抱えている人の事」
主な特徴
●いつもなにかが足りないという空しさや寂しさを感じる
●どのように人に関心を持って関れば良いのかが分からない
●自分に自信がない
●完璧を求めるあまり、強迫的になりやすい
●楽しむことに罪悪感を感じる
●思考の二極化。白黒思考
●誉められるかどうかが、自分の存在価値だと感じる
●決断できない
等々。
色んな項目があるがほとんどが自分に当てはまっていた。過去ブログで書いたように、自分の努力が足りないから、やりたいことも見つからないし、情熱もないのだと思っていた。大学の就職活動で周りがどんどん動いて決断していく中、なぜ自分は決められないのだろうかと思っていた。
「やる気がないからだ」、「我慢が足りない」、職安にいるキャリアカウンセラーに説教されたことすらある。
この言葉を見つけて調べた時、正直とてもうれしかった。自分が悪いわけではない、幼少期の問題が原因なんだとはっきりとした答えが見つかったからだ。絶対これだという確信があった。
そして俺はアダルトチルドレンを克服するべく、カウンセラーを調べあげ、カウンセリングを受けるようになった。それは現在も続いており、今月で丸3年となる。
その5に続く