小湊鉄道・いすみ鉄道の旅 その1
自分は鉄っちゃんではない。ではないんだけど、ローカル線から見れる田舎っぽい景色だったり、ワンマン車両のフォルムは好きだ。錆びついた駅なんか大好物だ。自動車で通りかかったら、まず間違いなく写真を撮って帰るだろう。
ただ微妙にこだわりがあって、江ノ電みたいに乗客で混みあっているのは嫌いで、もっと閑散としててほしい。さらに言えば住宅地を通るんじゃなくて、海だったり、木々の間を切り分けて進むような、これ、トトロに会えるんじゃね?みたいなところに行ってみたい。江ノ電からも海見れるけど、あんなサンオイルで小汚く緑がかった色は微妙だ。遠くから見るときれいだけどね。
そんなこんなで、ローカル鉄道ならその夢を叶えてくれるんじゃないかと思い立ち、行くと宣言した翌日に、本当に行ってきた。ちなみに下調べは時刻表のみ。そのローカル鉄道が自分の願望通りかなんて調べていない。だって調べる時間多いと熱が下がってしまうし。
もちろんステーションメモリーズをやりながらなので、スマホの充電が持つか分からない。久しぶりにモバイルバッテリーも充電しといた。4400mahなので、スマホ使いながらだと100%までは充電されないんだけど、その日一日持ちこたえてくれればそれでいい。
スケジュールだが、
海老名:9:51発
新宿:10:54発(中央線快速 東京行)
御茶ノ水:11:05発(総武線 千葉行)
千葉:12:00発(内房線 木更津行)
五井:12:29発(小湊鉄道 上総中野行)
上総中野:13:42着(養老渓谷駅に降りない場合)
という流れにした。朝は比較的遅く、ゆっくりできるので心身の負担がない。ただ、小湊鉄道は終点である上総中野駅ではなく、1つ前の養老渓谷駅止まりなこともあり、自分が乗る列車を逃すと、次は2時間後となる。
なので養老渓谷に降りないで列車内だけの旅にするパターン1と、散策付きのパターン2を考えてみた。
帰りパターン1
上総中野:15:07発(いすみ鉄道 大原行)
大原:16:12発(JR特急わかしお16号・東京行)
東京:17:35着
帰りパターン2
養老渓谷:16:04発(小湊鉄道 上総中野行)
上総中野:16:25発(いすみ鉄道 大原行)
大原:18:28発(JR特急わかしお20号・東京行)
東京:19:40着
うーん、できれば秋葉原によって、もうちょっと大容量のモバイルバッテリーを買っていきたいんだよな。パターン2だと遅くなってしまい、店が閉まっている可能性がある。だからパターン1がベストだが、せっかくここまで行くのに、列車内だけってのももったいないし・・・
そしたら、2時間待つより、養老渓谷を見ながら上総中野駅まで歩いて行くってのはどうだろう?と思い立つ。養老渓谷駅への到着予定時刻が13:36。いすみ鉄道も1時間に1本間隔なので、15:07の電車を逃したくないから、それでも約1時間半あるじゃん。
調べてみると、駅間の直線距離は4kmくらいで、歩く場合は道路を迂回するので時間がかかるとのこと。それでも1時間ぐらいあればつきそうだ。
ま、養老渓谷駅でgoogleマップ開いてみて、時間かかりそうなら止めればいいや。あんまり色々調べると、行くのが面倒臭くなってくることのほうが怖い。大事なのはモチベーションなのだ。他の事は後回しでいい。
そんなこんなお気楽な気持ちで、翌朝(4/21)の9時に出発した。
この日は気温が高く、群馬では30度近くになるそうだ。千葉は25度。比較的低い。でも暑がりなので、Tシャツの上にネルシャツを羽織り、一応ジャンパーも持っていくことに。
自転車で40分かけて駅に着いたときには、すでにまあまあ汗かいてたんだけど。ま、ほとんどが電車内だし、渓谷なんて涼しいに決まってるんだから、大丈夫でしょう。そう思った僕がいました。