就職活動や仕事についての葛藤や苦しみと脱却にむけて その5
自分のやりたいことを探すのは、初めはとても難しかった。探そうとしてもあまり出てこない。見つけたとしても、これが本当に好きな事なのか自信が持てない。
だから少しでも興味があるものは色々やってみた。一人カラオケや、レトロな街並み探索、ニコニコ闘会議やコミケなどのイベント、アニメが好きになって、それから派生してアニメロやゲームソングを歌うアーティストのライブに行ったり。
折りたたみ自転車を車に乗せて、各地のサイクリングロードに行ったり、メイド喫茶にも挑戦しようと、店の前を3往復ぐらいして、勇気を出して入ったのも今となってはいい思い出になっている。
また、観光地巡りが好きなのは自覚していたので、それを写真に残していたが、もっといい風景で撮れるようになりたいと思い、カメラも一眼レフを買った。ブックオフで買った写真集を眺め、こんな写真を撮りたいな、と思ったら探して、よく出かけたりしていた。
やりたいことが浮かばない時は、時間を潰すために惰性で何かやるのではなく、何もやらない時間をあえて作った。しばらくすると暇が苦痛で何かやりたいことがないか探し始める。
感じたこと、やりたいことが浮かんだ時は必ずメモった。何故そのように思ったのかも必ず書き留めるようにした。当時は紙copiやgoogle keepというテキストエディタを使用していたが、今はもっぱらevernoteを使用している。
それによって、家でも外出先でも書いた内容がいつでも見れるようになり、それを眺めて、次はこれをやってみよう、と浮かんでまた行動、という流れができる。
しばらくやっていくと、これは本当に好きだな、そんなでもないなというのが少しずつ分かってきた。色々やってきたことが、ふるいにかけられ、段々本当に好きなものだけが残るようになってきた。
これが自分探しというものだろうか?この少しずつ自分が分かってく、成長していく過程がとても楽しい。一番やりたいことは何?と聞かれたら、自分探し、と答えられるだろう。これはあくまでやりたいことを探す過程だとわかっちゃいるのだが。
プライベートは本当に充実するようになった。このアニメの続きが見たい!と翌朝も起きるのが楽しかったし、嫁とどこか出かけるにしても、ここに行ってみたい!と提案することが増えてきた。
ただ、仕事については今も変わらず楽しくないし、しんどい。
これからはこの仕事について、もっと向き合って、 プライベートのように充実した方向に持っていきたい。そのためには仕事でも何がやりたいのか見つける必要がある。
プライベートのように、これがダメだったら次やってみよう、といろいろできるわけじゃないと思っているので、すごく慎重になって行動力が発揮できない。
次回は仕事・転職について、自分の気持ちを紐解いていきたい。
その6に続く