ハイスコアガール最終巻
このマンガに書かれているゲームは自分の世代とドンピシャなこともあって、かなり楽しませてくれたんだけど、今日を持って、単行本も最終巻を迎えた。
最初このタイトルを見たのはAnime Japanだっただろうか。でも画風が独特であまりアニメを見ようという気にはならなかったんだけど、大阪に行った時、たまたままんだらけで目についたこの本を読んでみたらまあ面白い。
旅行から帰ってきて早速アマゾンで全巻セットを購入してしまった。ただのレトロゲーム厨だと思いきや、バリバリの恋愛ものだったことに少々驚いたが、元々恋愛ものが大好きなおっさん(38)にはピンポイントだったようで、何度も本を読み返してはニヤニヤしてたものだ。ちなみにインフルエンザに罹って寝込んでいたときに届いたが、39℃の熱があろうと、その日に一気に完読してしまった。
最後は多少というか、かなり強引すぎる展開に微妙な気持ちがあったが、それでもきちんとまとめてきたのは評価できる。この本を読んだおかげで、楽しいことにもっと突き進もうと思えたし、レトロゲームがやりたくなって、Nintendo SwitchのKOFを購入しちゃったし、子供時代の良き思い出に浸ることができた。
小学時代に近所のスーパーにあった小さなゲームコーナー。そこに導入されたスペースハリアーの筐体。レバーを動かすと筐体も動くことは、当時の自分にはとってもセンセーショナルな出来事だった。
毎日百円を握りしめ、ゲーセンに通い、お金がなくなってからも人がやっている画面を見ているだけで、一日が楽しく過ごせたことを思い出す。何度も通っていると、そこで高校生とか大人の常連と仲良くなるんだ。寿がきや(知ってるかなー?)でぜんざいを買ってきてくれたらワンコインおごってあげる、なんて言われて嬉々としてパシリを受けたりしてね。常連さんとファンタジーゾーンをやったり(一人用なので交互にプレイするだけだが)、ガントレットをやったり(めっちゃ難しい)。懐かしさがこみ上げる。
ゲームって素晴らしい。最近はアドベンチャーノベルか、スプラとかマリオテニスのような、1試合5分ぐらいで終われるゲームばかりだったけど、なんかもっと違うジャンルもやってみようってモチベがあがったなー。夢中になれるものを探したい。年齢がかさもうと、自分探しをしたっていいのだ。
ハイスコアガール、素晴らしい物語であった。